人生観の相違による離婚・浮気
人生観の相違による離婚・浮気
お互いの考え方の違いや価値観、人生観の違いが重なり、それを埋めるために必要とされる歩み寄りや、考えをすり合わせることが出来なかった結果、人によっては離婚を考えるだけではなく、浮気に走るケースもあります。生活や考え方のズレがあれば行動にもズレが生じていくことから、夫婦の関係修復が困難となることは決して珍しいことではありません。
先日「人生観の相違による離婚」というネット記事を読みましたが、読んだ記事はどれも心情を理解できるものが多いばかりか、その記事のコメント欄を見てみると、「交際中にお互いの人生観の違いはわかるはず」「人生観の違いから離婚に至るケースの場合には他に理由があるはず」など、他にも様々な意見があり、新たな見方に触れる一方で「人生観の違いで離婚」の捉え方は様々だと改めて気付かされました。
私がなぜ「人生観の違いから離婚」という言葉をスムースに受け入れることができたのかについては、この仕事を通して依頼者様から直接相談を受けることや、提携先との様々な繋がりの中で「人生観の違いは最終的に夫婦関係を崩壊させるというリアルな話を頻繁に聞く機会があるから」ではないかと思っています。
人生観とは人生の意義または目的・生きる価値・その手段などについて、判断や行動の指針となるべき考え方であり、その人の素質・教養・体験を通じて形成された人生に対する見方を指すものとなります。
人生の中で何を一番大切と考えているのか、今後はどこに住みどのように暮らしていきたいと考えるのか、どんな余生を送りたいのか、どんな夫婦になりたいのか、子どもはどのように育てたいか、などという点においても夫婦の間で考え方が異なることは多いでしょう。また、「人生で大切なものは家族」と夫婦で考え方が一致している場合も、大切にする意味が個々に違う場合があります。
一緒にいる時間やコミュニケーションをとることをとても大切に考えている場合や、逆に一緒にいなくても、例え会話がなくても、お互いが心地よくいられ必要とされたときにお互いが協力し合えることが大切と考えている場合など様々です。
結婚後に起こる様々な出来事の中で、配偶者がどの様な言葉を発し、どう行動したかを見聞きして自分の考えとの相違点を認識する機会は非常に多く、これらを結婚前に予測を立て相手との人生観と合うかどうかを判断しても、状況や置かれた立場次第では考えが変わる場合も少なくないため、それらを結婚前に予測することは非常に困難です。
意見が対立し落としどころが見つからない場合には、今までの我慢の限界を超えて感情が噴出するため、お互いを思いやることが難しくなり離婚話に進展するケースが目立ちます。
この様に、人生観や価値観の違いから真剣に離婚を検討する方も多くいます。しかし、それと同時に配偶者の態度や様子を一定期間、注意深く見ておく必要もあります。人生観の相違から夫婦仲が冷めたと思っていたら、浮気や不倫が原因だったという場合、実は少なくありません。