探偵事務所の実態！
探偵事務所の実態！
日本国内には、約5,700社（平成28年・警視庁生活安全局生活安全企画課資料）が存在しています。法人は約1,500社、個人は約4,150社と、圧倒的に個人で営まれている探偵事務所がほとんどです。
探偵・興信所業は、事務所が所在する所轄の都道府県公安委員会（警察署）に探偵業の届け出（平成19年・探偵業の業務適正化に関する法律による届出義務）を行うだけで、営業できる為、比較的簡単に参入することが可能です。
特別な資格や規制等は必要ないことから、個人経営が多いものと考えられます。数年間法人に所属して、現場経験を積み、独立する方も多く、若い方では20代で開業する方もいます。一人で経営しているケースも多く、小規模な探偵事務所が大多数を占めています。
一方で、法人の大手探偵事務所は数えるほどしかありません。フランチャイズシステムにより、全国規模で展開している探偵事務所も存在します。
大手探偵事務所は、豊富な資金力で、広告宣伝を行い、優れた集客力で、個人探偵事務所を圧倒しているのが現実です。インターネット検索をしても、有料の広告スペースには、毎回決まった探偵事務所を目にすることが多く見られます。
依頼する方から見れば、「大手探偵事務所の方が安心」と考える方も多いのではないでしょうか？
大手探偵事務所のメリットとしては、組織化がしっかりされており、分業により、専門性の高いスキルを持ち合わせています。例えば、営業担当、電話担当、相談員担当、調査員担当と、それぞれの業務を専門に従事することにより、豊富な経験を積み重ねていくことが可能です。依頼する側からして見れば、信頼と安心感が生まれると思います。
デメリットは、何と言っても「高額な費用」と言うことです。大手探偵事務所は、宣伝広告費に掛ける費用が高額なことや、人件費・事務所の維持費等、経費が掛かります。この為、依頼人の調査費用に反映されてしまいます。浮気調査で100万円という高額な費用の見積もりをされた方も少なくありません。
一方で、小規模な探偵事務所は、大手探偵事務所ほどの経費を掛けているところはほとんどありません。その為、大手にくらべれば費用は安く済むところがメリットです。また、10年以上の経験豊富な調査員や職人気質のベテラン調査員が所属している探偵事務所もあります。
まとめ
大手探偵事務所を選ぶのか、小規模探偵事務所を選ぶのか、一概にどちらが良いのかの判断は難しいと思います。どちらにもメリット・デメリットがある為、個人の判断にはなりますが、一つだけアドバイスさせて頂くと複数の探偵事務所に問い合わせて見ることです。これにより、気になる費用面を比較してみることも大切です。
探偵事務所は一種のサービス業です。この為、問い合わせの際の対応も重要になります。しっかりとした対応をしてくれたか？親身に相談に乗ってくれたか？適切な調査のアドバイスをしてくれたか？費用の見積もりは明確であったか？等も見極めて、安心感を持って
依頼することが大切です。
また、誰でも費用に掛けられる予算があります。なるべくご自身の予算に合った探偵事務所を選択することも重要になってきます。
総合的に判断して、最終的に貴方に合った探偵事務所を選択しましょう！
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