調査事例 4 うつ病で会社を休職している社員の素行調査
調査事例 4 うつ病で会社を休職している社員の素行調査
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依頼内容
社員が怪我で入院し退院後に欠勤が続いたため、本人に直接確認したところ、今度は「うつ病のため休職したい」という話になりました。病院からの診断書もあるということでしたので、提出をしていただき確認したところ「自宅休養を要する」との記載がありました。
この社員Fは以前から勤務態度があまり良いとは言えないタイプで、女性社員からはFからのセクハラ発言に困っているとの苦情もありました。その件に関してはF本人も認めており、上司が何度か注意をしているところでした。
経営者様はFに不審をいだいており、生活状況や医療機関への通院も確認したいとのことで7日間の調査依頼がありました。
調査結果
調査1日目
午後15時過ぎ、自宅を出て同市内の歯科へ向かう。帰宅時に自宅近くのスーパーに寄り、総菜やツマミ、酒類を購入。その後自宅に帰宅。
調査2日目
午後14時過ぎ、同市内のパチンコ店に向かう。複数の店員と親しげに話す姿から常連の可能性が高い。3時間ほど遊戯し店を出て、近くにあるスーパーに寄り食材や酒類を購入し自宅に帰宅。 [#ncb6e414]
調査3日目
午後16時過ぎ、コンビニのATMにて現金を引き出し、同市内にある別のパチンコ店に向かう。入店してすぐに店内にいた客と10分程話した後、遊戯を始める。好調でかなり儲けた様子。
21時過ぎ、パチンコ店を出てから最寄りの駅前にある定食屋にて夕食をとる。その後一人でラブホテルに入って行く。それから時間も経たずにデリヘルと思われる派手目な若い女性が入って行く。暫くすると女性が出てくる。
その後、すぐにFさんの姿を確認。ラブホテルから出てきた後、自宅近くのコンビニに寄り帰宅。
調査4日目
午後13時ごろコンビニに向かいお弁当やジュースを購入し帰宅。
調査5日目
午前11時過ぎ、調査2日目に行ったパチンコ店に向かう。店内に入りすぐに女性スタッフと親しげに話す。本日も5時間ほどパチンコ店に滞在していたが、多少の利益があったことを確認。
パチンコ店を出て自宅に戻り20時頃、自宅を出て自転車にて最寄りの駅に向かう。駅前にて友人と思われる男性と合流し、居酒屋に向かう。店内では3時間ほど滞在、その後友人らしき男性とは別れ繁華街にある風俗店に一人で入って行く姿を確認。
1時間ほどするとFさんが店から出てくる。その後、自転車で自宅に帰宅。
調査6日目
午後13時過ぎ、近くのスーパーで食材などを購入。その後、ドラックストアーにて薬や日用品を購入し自宅に帰宅。 [#v4775570]
調査7日目
午前11時過ぎに歯医者に向かう。診察が終わり調査3日目に行ったパチンコ店に入る。2時間ほどで店から出てくる。スーパーで買い物を済ませ16時前には自宅に戻る。 [#l9025261]
まとめ
詳細は調査報告書に記載、証拠写真を添付し、企業様に提出致しました。7日間の素行調査でFさんは、診断書を記入してもらった医療機関で受診する様子はありませんでした。
人とのコミュニケーションも問題なく取れているうえ、居酒屋ではアルコールをかなり飲み食欲もあるようで、今回の7日間の調査ではうつ病を患っているようには全く見えませんでした。
このようなタイプの方を調査してみると、前勤務先でも同じような問題を起こしていることが多く、職場での評判も良くないということが少なくありません。
Fさんの働く会社の人事の方の話では、「面接時Fさんは、協調性があり問題解決能力も高い方と判断し採用をしたのですが、このような結果となり、とても残念です」と肩を落としていました。
こちらの企業様では今後、特に重要ポストを採用する際には事前調査を依頼したいとの事でした。
うつ病は誰にでも起こりうる目に見えない疾患のため、休職している社員の実態は詳しく調査しないことには分かりません。
実際に、長時間労働、仕事上のストレスなどでうつ病を発症するケースは非常に多くあります。
しかし、中にはうつ病などを理由に詐病して休職する社員も少なくないため、そのような社員には何とかして退職してもらいたいと頭を悩ませている企業様はかなり多く、このような調査依頼は、ここ数年でかなり増加しております。
Writing by Kitagawa